みなさん音楽活動楽しんでますか?
緊急事態宣言がでてから家で作業ばかりしているヒガシタカシ(@ozizisama2)です。
5年前くらいからLiberty Brassという金管五重奏の団体をやっているのですが
それのYOUTUBEチャンネルを去年からやり始めていてそれの動画を作ったりしています。
あ、よかったらチャンネル登録よろしくお願いします。
基本週一で更新してるんですけど結構楽しいんですよね。
今回はどんな感じにしようかとか最近だとVlogもやっているのでいろんな人の動画を見て参考にさせてもらったりとか。
ただ最近はただ動画を作るだけではなくて配信なんかもやってみようということになり
今年からいろいろ動き始めました。
その中でよりクオリティの高い配信ライブをやってみようということで色々機材を買ったので
皆さんにもご紹介しようと思います。
今後配信をやってみようという方は参考になるかと思います。
一歩抜け出した配信をやるために必要な機材
配信ライブと一口に言っても色んなやり方があってそれぞれメリデリがあります。
手軽にやるならiPhone一つでも出来るし、大掛かりになるとそれなりのスペックのあるPCが要求されます。
前に書いた記事ではZOOM Q8とQ2nを使った配信ライブについて書きましたが
今回はよりクオリティをアップするための機材を紹介します。
パソコン(デスクトップ又はハイエンドノートPC)
まず一つ目
配信ライブ自体は先ほども書いた通りiPhone一つで簡単にできますが
例えばマルチカメラでやりたかったり、多入力のチャンネルを使ったりしたい場合は必須になってきます。
そしてYOUTUBE LIVEだったりツイキャスでやるにしろそういったことをするには配信ソフトが必要になってきます。
そうなってくると必然的にパソコンは必須ですよね。
あとで書きますが配信ソフトは【OBS】というソフトを使っています。
これは無料なのでダウンロードして損はありません。
とても高機能で便利なのですが重いです。
リアルタイムで映像と音声を飛ばしているから当たり前ですよね。
僕は最初2013年のMacBook Proでやろうとしていたのですが
途中で強制終了するわ配信が切断されるわで全く使い物になりませんでした。
一月にライブハウスで配信ライブがあったのでその時にスタッフさんに色々聞いたのですが
基本的にデスクトップ又はハイエンドノートPCじゃないと厳しいと言われてしまいました。
なので今はかなーーーり面倒ですが自宅に置いてあるiMacを持ち運んでいます。
友人に箱を借りて慎重に運んでます。怖い
僕はアップル信者なのでWindowsは全くわからないのですが所謂ゲーミングPCで大丈夫です。
配信ソフト(OBS)
先ほども紹介しましたが無料なのに高機能ソフト【OBS】です。
YOUTUBEとかで調べればめちゃくちゃ情報が出ているのでそちらを見た方がわかりやすいですが
このソフトで出来ることは
- テロップなどの出し入れが簡単に出来る
- スライドショーや別の動画を小さく表示出来る
- 音声と映像がずれていたら音声側にディレイをかけて合わせることが出来る
- シーンに合わせてプリセットを何個も作れる
- YOUTUBE LIVEで直接配信すると音声が悪くなるがこのソフトをかますとなぜか綺麗に音がまとまる
自分の使い方だとこのくらいですかね
他にも色々出来ることはあると思います。
このソフトがまぁ重たいわけですよ。
もちろん解像度とか低くすればある程度軽くできますがそれにも限界はあるので
これに耐えられるPCは用意した方がいいと思います。
テロップとかはPhotoshopでPNG画像を作ってこのソフトに入れ込めば簡単に表示・非表示が可能です。
横に動くスライドなどのアニメーションも出来ますよ。
演奏動画だと音と映像のずれって結構気になるじゃないですか。
それもソフト上で変えることが出来ます。
このような設定があるのでここの同期オフセットというところの数字を変えれば音声にわざとディレイをかけることが出来るので合わせることが可能です。
あと詳しい仕様はわかっていないんですけど
YOUTUBE LIVEで直接配信すると楽器の音とかが水の中みたいにもこもこってなってしまうんですがこのソフトをかまして配信するとそれが全くなく綺麗に届くんですよね。なんでなんだろ。
あと配信ソフトで配信する時にストリームキーっていうのが必要になるんですが
複数のバンドとかやってると何個もそれを設定しなくちゃいけないんですよね。
一々コピペして貼り付けってのも面倒くさいんですがそれもプロファイルってとこ押せば何個もシーンを作ることが出来るので簡単です。
仕事で配信ライブをやる際も上書きとかしなくていいから楽ですよー。
スイッチャー(ATEM Mini Pro)
去年バカ売れした商品ですね。
まぁ実際神アイテムなのは間違い無いです。
これはBlackmagic Designという映像機器専門の会社から出ているものでATEM Mini(エーテムミニ)というスイッチャーです。
スイッチャーって何?
簡単に言えばこれにカメラを複数繋いで数字のボタンを押せばあっさりとマルチカムで配信できるアイテムです。
ぶっちゃけそれだけのものなんですけどこれって数年前までは何十万としていた物なんですよね。
映像会社の人にもこれどうなんですか?って聞いたらこの価格ではありえないって言っていたので衝撃のアイテムだったんでしょうね。
ATEM Miniには三種類あって一番低いのが【ATEM Mini】、それにマルチビューモニターがついたのが【ATEM Mini Pro】、さらに全カメラの収録が可能な【ATEM Mini ISO】があります。
まぁ真ん中の【ATEM Mini Pro】を買っておけば間違い無いのでそちらをお勧めします。
ATEM MiniをUSB-Cでパソコンに繋げばWEBカメラとして認識されるのであとはHDMIでお持ちの一眼だったりビデオカメラに繋げば最大4カメで収録できます。
色んなボタンがあって少し難しそうな感じがしますけど案外簡単で
数字が書いてあるボタンはカメラを変更するボタンです。
CUT AUTO FTBっていうのは切り替えにエフェクトをかけるのかそうではないかを選択します。
数字の上にあるボタンは僕はほぼ使いません。
カメラのマイクを使う場合に押したりします。
真ん中の上らへんにある6つのボタンはピクチャーインピクチャーを使う際に押します。
所謂ワイプってやつですね。
ゲーム配信とかやる人はいいかもしれない。
ってな感じでほぼ使うボタンは数字とCUT AUTOボタンかな。
付属のATEM Software Controlってソフトで色々細かいことも出来るので機械であれこれすることってあんま無いんですよね。
というかソフトを起動しないと出来ないこともあるのである意味必須だったりします。
ミキサー&オーディオインターフェース(ZOOM L-12&ZOOM U-44)
こちらは音声入力ですね。
まずミキサーですが特にこだわりがなければスタジオにあるものでいいと思います。
バンドならボーカルはマイクをそのまま入力すれば良し。ギター、ベースはアンプにマイクを立ててそれを入力すれば良し。ドラムはちょっと考えないとですがうまい具合にマイクを立てればOK。まぁキック、スネア、オーバーヘッドの合計4チャンネルで十分だと思いますよ。
僕は基本的に自分の機材で完結させたかったのでZOOM L-12を使っています。
これのいいところは最大5人まで別バランスでモニターができる所ですね。
ギタリストならギター大きめ、ドラム小さめ。
ベーシストならベース大きめ、ボーカル小さめ。
ドラマーならキック大きめ、ボーカル大きめ。など。
別でヘッドフォンアンプを用意しないで済むのでかなり楽です。
編成が変わっても9シーンなら音量バランスを記憶させることもできます。
そしてミキサーで作った音をステレオアウトでオーディオインターフェースに入力します。
なぜそのままL-12をパソコンに繋げないのかって?
各配信サイトってステレオ入力にしか対応してないんですよね。
なので多入力のインターフェースを繋いでも同時に2つの音声しか流してくれないんですよ。
そのために2MIXの音声をインターフェースに入力してパソコンに取り込まなければいけないんです。
インターフェースは2チャンネル入ればなんでも大丈夫ですよ。
僕は昔から持っているZOOM U-44を使っています。これはコンパクトでかなり便利。
そしてOBS上でZOOM U-44を音声入力デバイスに設定すれば完璧です。
カメラ (SONY a7Ⅲ、ZV-1、ZOOM Q8など)
スイッチャーにつなげるカメラですね。
これはもう好き好きです。
きれいなボケ感を出したいなら一眼カメラがいいし。
動きのあるものを写したいならビデオカメラがいいし。
手近なもので済ますならiPhoneでいいし。
僕はメインカメラにSONYのa7Ⅲを使っています。
これはAF性能が有能でピントずれがあまりないので助かっています。
全体を映すには広角レンズが必要なのでZOOM Q8を使用しています。
魚眼レンズみたいになっていて近くにセットしても部屋の全体をカバーしてくれるのでとても便利です。
あとはiPhoneを使ってもいいんですがひとつ手間がありまして。
純正のHDMIアダプターを使ってiPhoneの画面を表示させるのですが純正のカメラだと画面そのままを表示してしまうので余計なシャッターボタンとかが映っちゃいます。
なので他のカメラアプリを使わなければならないのですがちょっとお高いんですよねぇ。
僕は【Filmic pro】というアプリを使っていますが大体1800円くらいかかります。
まぁそれを高いと感じるか低いと感じるかは人それぞれなのですがHDMIアダプターも6000円くらいするのでちょっと立ち止まって考えた方がいいかもですね。
HDMIケーブル
忘れちゃいけないのがこれ。
たかがケーブル、されどケーブル。
みなさん何気なく使っているHDMIケーブルですが家で使う分には特に問題はないんですよ。
だけどスタジオだったりステージで使うことを考えると長さが問題になってくるんですよねぇ。
おそらくみなさんが何気なく使っているHDMIケーブルは2Mとか3Mだと思います。
家で使うならいいんですよ、十分。
だけど配信ライブに使うなら最低でも10Mは無いと困ります。
10Mでもギリかもしれん。
ケーブルはある程度長さに余裕がないと事故が多発してしまいます。
特にスタジオ配信だと人が動き回るのでケーブルに足を引っ掛けやすいんですよね。
ピーーンって張ってあったら尚更。
バンドでの配信で動き回る人をカメラで追いかけるのにも長さは必要になります。
足りないってことがあったらまぁ大変。
ホールでの配信ライブならある程度離れたところにカメラを置くので必然的に30Mくらいは必要になります。
しかーーーし
HDMIケーブルって実は10Mの壁ってのがあるんですよ。
10M以上稼ごうとすると映像に遅延が発生したりして弊害が出てきてしまうんですねぇ。
こりゃ困った。
困りましたねぇ。
じゃあお前はどうしているんだって?
実はそれを解決するものが売っているのですよ。
光ファイバーHDMIケーブルというものが世の中にはあってですね
コネクタの中にブースター的なものが入っていて長距離のケーブルでも遅延なしで映像信号を送ることが出来るのですよ。
これはライブハウスの方に聞いてお勧めされました。
実際買って使ったのですが全く問題なく映っています。
値段は普通のHDMIケーブルに比べると高いですが長さを稼ぐためと考えれば安いものです。
というかかなりお勧めなのでみなさん買いましょう。
マイク(SHURE SM57、AKG C451Bなど)
マイクはミュージシャンにとって命です。
マイクなしにライブはできません。
ただSM57とかはスタジオでレンタルできるのでとくに買わなくてもいい気はします。
ただ一つ持っといて損はないでしょう。
管楽器の配信ライブをするならAKG C-451Bはいいですよ。
普通はペアで買って上から収録するんですけど素直な音がしてとても良いです。
金管八重奏とかするならコンデンサーマイク三つくらい立てて収録するのもいいかもしれませんね。
ドラムはオーバヘッドにAKG C-451Bを使ってキックにATM25、スネアにSM57とか使うといいかもしれませんね。
EAD10もいいんですけどそれだけだとシンバルとかスネアの音がしょぼくなるのでサブ的に使った方がいいと思います。
三脚、ジンバル
これはサブ的なアイテムですけどあると便利。
三脚はある程度高さが出せるものを選びましょう。
あとあまり揺れないもの。
三脚ってピンからキリまであるのでなかなか選ぶのが難しいんですけど
僕が使っているのはManfrottoの三脚。
軽いし動きも滑らかなので安心して使えます。
8000円って高いかもしれんけど買えば納得。それなりの価値はある。
小さい三脚も一つあるといいかもしれませんね。
そしてジンバルですがこれはバンドの配信ライブだと重宝すると思います。
ある程度の手振れはいいんですけどあまりにも揺れていると見る側は酔っちゃうので…
お金に余裕があるならZhiyun-Weebill-Sがお勧め。
手軽に使えて持ちやすいので良いです。
ただビデオカメラだとそういった手振れ補正が強力だったりするのでそっちを買った方がいいかもしれませんね。
ズームとかも滑らかだし。
まとめ
かなり長々と書きましたがこれらを揃えればライブハウスとかと同じくらいのクオリティで配信ライブをすることが可能になると思います。
ただまぁお金が相当かかるのですぐにできるかというとそうでもないんですけどね…
僕は去年一年かけて揃えたって感じです。
やってて何が一番大変かというとやっぱり搬入、設置が大変ですかね!
iMacを持ち運ぶのは本当に怖い!
できればM1のMac miniが欲しいけど未だ不具合とか出ているので買うのは躊躇…
次回のMacBook Proが出れば即買いすると思います。
もちろん気軽に配信ライブやってみたいなーという方がいましたらいつでも連絡してきてください!
機材などはこちらで全て用意するので何も考えなくて大丈夫です!!
olatrick4233@gmail.com まで
それでは、また!
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