ドラムのチューニングに対する考え方

TakaP(@TakaP1219)です。

最近はライブが多めで楽しい生活をおくっています。
しかも地方に行くのでご飯が楽しみなんですよね。

この前は静岡に行ったので【さわやか】に行きました。
前のバンドの遠征で一度行ったことがあるんですけどかれこれ5年前くらいなのでいやー懐かしかったですねぇ。
次は東北に行くので海鮮を食べたいと思います。

でまぁ、ライブをやるにはスネアやタムなどのチューニングをある程度しなければならないんですけど
それが苦手な人って結構いると思うので僕なりの見解をお話したいと思います。

まず試す。調べるだけで終わらせない

これ多いと思うんですよね。

今は調べたらなんでも出てくるじゃないですか。
基礎練習のやり方とか、ペダルの踏み方とか、チューニングのやり方とか。

それはそれでとても便利なのでいいんですけどそうすると一つ弊害が出てきます。

調べただけでやった気になってしまう
っていうことですね。

調べると知識がつきます。
そうするとなんだか出来る気になっちゃうんですよねぇ。

なのでやってもないのにあたかもやったかのように語る人が出てきてしまいます。
これはチューニングにおいても同じなんです。

そのヘッド、本当に叩いたことありますか?

例えばサウンドハウスのREMOのページにいくとしましょう。
そうするとこんなような表が出てきます。

https://www.soundhouse.co.jp/material/remo/#remoHeadsChart

とても親切。
めちゃくちゃ見やすい。

この中であなたはどれだけのヘッドを今まで叩いたことがありますでしょうか?
おそらく全部と答えた方はいないと思います。

まずはそこからなんですよ。
あーだこーだ調べなくていいから全部買えばいいんですよ。

全部揃えたって3万くらいだから。

調べたってYouTubeをどれだけ見たって自分の経験に勝るものはないんですよ。
所有しているスネアによって個体差ってあるから調べたところで答えは出ないんですよ。

自慢とかではないですが僕は一時期チューニングを上手くなりたくて当時の表を見て全て買いました。

一部。まだ当時はそこまで種類がなかった

ファイバースキンとかエンペラーXとか絶対使わないだろうなぁって思ったけどとりあえず買っていろんなスネアに付けては外してを繰り返しました。

そしたら段々と所有しているスネアの得意不得意がわかってくるんですよ。
このスネアは厚いヘッドだと鳴らないなとか、逆に薄いと音が浅いなとか。

それは調べただけでは絶対わからない感覚なんですよね。

食わず嫌いはダメ。

とにかく一つのスネアに付けまくる

各々メインのスネアってあると思います。

ポップスやる人は木胴とかアルミだったり。
ロックなら金属胴でもスチールとかブラスだったり。

そいつのポテンシャルをどれだけ引き出せてますかね?
金属ならCSでオッケー!みたいになってませんか?

ヘッドを変えるだけで音は変えられます。
プレイ云々も大事だけど結局出る音は楽器からなので。

まぁ楽器屋の試奏だけだとそこらへんは細かくやれないと思うので購入時はある程度の経験と想像が大事になってきますけど。

メーカーによっても音は違う

もちろんヘッドメーカーってREMOだけじゃないですよね。

EVANS、aspr、AQUARIANや主要メーカーも色々な種類を出しています。
それぞれコンセプトが違ったりするので面白いですよ。

僕のおすすめはAQUARIANですね。
ロックならここのヘッドが好きです。

程よくアタックのパンチがあって中音域が膨らむ感じがあるのでTAMAのビンテージセットに張ってます。

余談ですけどあるライブでポンタさんとお話しさせて頂く機会があったんですけどその時に張っているヘッドを聞いたら
「俺はREMOのエンペラーしか使わないのよ。」って仰ってました。
格好いいなぁ…。

チューニングのやり方

まぁ調べればめちゃくちゃ出てくると思うし大体やり方も一緒だと思うんであれなんですけど一応。

8テンションとか10テンションとか個体差はありますけど基本は同じなんで安心してください。

今回は10テンションのスネア。ヘッドはPS3

1.まずボルトを全て緩めます。
購入したばかりのスネアであればできればボルトは全部交換した方がいいかなと個人的に思います。
前の所有者のクセが付いてて特定のネジだけめっちゃ舐めてるとかあると思うので。
おすすめはCANOPUSのチューニングボルトですね。めっちゃチューニングしやすくなります。

2.指で回せるだけ回していく
僕の場合は最初からチューニングキー使わずに指で限界まで回します。
こうすると気分的にスネアの状態がわかる気がするんですよね。
特定のボルトだけやけに回るなとか、回しづらいなとか。

3.対角線に少しずつ回していく
これなんで対角線に回していくかというと片側から攻めちゃうとヘッドがずれていっちゃうんですよ。
ずれたまま付けるとチューニングもおかしくなっちゃうんでそれを防ぐために対角線で締めていきます。
で、一気に回すんじゃなくて少しずつ締めます。
僕の場合はなんとなく2〜3回ずつ回していきますね。

必ず対角線で回していく

4.ある程度張ったらヘッドを馴染ませていく
パンパンに張ってからやる人もいますけど僕の場合はある程度張ったらヘッドに体重をかけて馴染ませていきます。それをパンパンに張るまで何回か続けます。
買ったばかりのヘッドは固いんで音がちょっと詰まり気味になるのでそれを防ぐためですね。

5.また緩めて対角線で張っていく
そしたら一度ゆるゆるにしてもらってまた対角線で張っていきます。
ここからチューニングの始まりですね。

6.ボルト付近を叩いて音を合わしていく
ボルトの近くを叩きながらそこの音程を合わしていきます。
ここは経験がものを言いますね。
大事なのは高い音を出したいのか低い音を出したいのか決めること。
そこが決まってないと多分ツボにハマって訳がわからなくなると思うので注意です。
あとスネアの劣化で特定のボルトだけ何回も締めなくちゃいけないこともあるのでそこもポイントですね。

コンコンと叩いて音程を合わしていく

7.ミュート前提で考えない
僕は基本ノーミュートが好きなんであんまやらないんですけどミュート前提で音は作らない方がいいと思います。
現場でスネアの音がうるさいなとかタイトにしたいなっていう時にすればいいと思うのでノーミュートで作りましょう。
ちなみに写真のスネアは野外で使うことが多いので余韻を消すためにミュートしています。

あると便利なアイテム

チューニングをする時に便利なアイテムをご紹介します。

CANOPUS BTB-42
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先ほども触れましたけどこれは本当にいい商品だと思います。
ボルトタイトっていうのが付けてあって余分な倍音とかを無くしてくれるのですっきりとした音になります。
僕スネアを買ったら必ずこれに交換してます。

CRUZTOOLS GrooveTech T-Handle Drum Key

竹とんぼみたいなチューニングキーです。
これあるとめっちゃ時短でチューニング出来るので一個持っておくといいですよ。
特にスタジオで何個もヘッドを試すのなら必須。

YAMAHA DK15

チューニングキーはYAMAHAのが一番使いやすいと思ってます。
持ち手がちょっと凹んでいて使いやすい。
あんまでかくないし10個くらいあっても全然困らない。

TAMA DH7
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L型のチューニングキーもあると便利。
バスドラの下部分とか調整する時に重宝します。
僕はDWのペダルを使っているのでそれについているやつを使ってます。

TAMA TTL10 TENSION LOCK

叩いている時にボルトが緩まないようにするやつですね。
前のモデルはいちいちボルトを外さなければいけなかったのでこっちの方が楽です。
ただケースから出す時にポロッと外れちゃうかも…?

まとめ

チューニングは経験が全てだと思ってます。
やればやるほどスネアと仲良くなっていく感覚がつくと思うので是非売っているヘッドを全て試すつもりで挑戦してほしいです。

僕もまだまだ修行のみなので今後も色々と買ってスネアと仲良くなっていきたいと思います。

それではまた。



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